毫攝寺浄土真宗本願寺派・小浜御坊
浄土真宗は、鎌倉時代に宗祖・親鸞聖人(1173〜1263)によって開かれた宗派です。「すべての人間は、自らの力では迷いを超えることができない」——そのことを深く認め、阿弥陀如来の本願(誓い)を信じ、「南無阿弥陀仏」とお念仏を称えることで浄土に往生させていただく、という他力のみ教えです。
毫攝寺が属する浄土真宗本願寺派の本山は、京都の本願寺(西本願寺)。世界文化遺産にも登録されたその地から、親鸞聖人のみ教えは現在も全国に伝えられています。

親鸞聖人は承安3年(1173年)、京都に生まれました。9歳で出家し、比叡山で20年にわたる修行ののち、法然聖人のもとで専修念仏の教えに出あわれます。
流罪・赦免・関東での布教を経て晩年を京都で過ごし、弘長2年(1263年)、90歳でお念仏のなかに往生されました。その著作『教行信証』は浄土真宗の根本聖典です。

「南無阿弥陀仏」は「阿弥陀如来におまかせします」という意味のお念仏です。浄土真宗では、念仏は祈りや修行ではなく、阿弥陀如来の本願を信じた者が自然に口からこぼれる「報恩感謝のことば」とされています。
老いも若きも、善人も悪人も、すべての人が阿弥陀さまのお慈悲のなかにある——これが浄土真宗の根本のみ教えです。

毫攝寺が所属する浄土真宗本願寺派の本山は、京都・堀川六条の本願寺(通称・西本願寺)です。御影堂・阿弥陀堂をはじめとする荘厳な伽藍は世界文化遺産に登録されており、毎日晨朝のお勤めが行われています。
毫攝寺は第三代覚如上人ゆかりの寺として、本山との深い縁を今も引き継いでいます。
本堂に入る際は、静かに礼をしてからお入りください。履物は脱いで揃えます。浄土真宗では「手水(てみず)」や「お清め」は行いません。
阿弥陀如来の御前に進み、両手を胸の前で合わせて合掌します。礼拝は「祈る」のではなく、「阿弥陀如来のお徳をたたえ、敬う」こころを形に表すものです。力まず、自然な気持ちでおこないましょう。
お念珠は仏前での礼拝に用いる法具です。左手に持ち、礼拝するときは両手にかけます。床や畳の上に直接置いたり、投げたりせず、丁寧に扱いましょう。浄土真宗では珠を「すらない」のが特徴です。
お焼香は阿弥陀如来への敬いのこころを、香をお供えする作法で表したものです。浄土真宗では「額にいただかない」「1回(または2回)押しいただかずにお香をくべる」のが一般的です(※宗派・地域により異なります)。合掌・礼拝でしめくくります。
「南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)」と、声に出してお念仏を称えましょう。念仏は功徳を積むための行ではなく、阿弥陀さまのご恩に感謝して自然と口から出ることば。多くても少なくても、称える回数に決まりはありません。